「昭和元禄落語心中」のあらすじ【漫画・アニメ・TVドラマ】
あらすじ
刑務所に慰問に来た落語家・有楽亭八雲の「死神」に魅了された与太郎は、落語家になることを決意する。出所した足で、八雲のところに向かい、今まで弟子を取らなかった八雲が、行くところのない与太郎を住み込みの弟子にする。そこには、八雲の今は亡き旧友二代目助六とかつて八雲と恋仲でもあったみよ吉との子供、小夏が同居している。
与太郎は、兄貴と呼ぶチンピラが訪ねてきて、堅気として生きようとする与太郎の足をひっぱっられかけたり、与太郎自身が大きな失敗をやらかしたりと、問題が次から次へとおこる。大失敗で破門されかけ、破門にしない代わりにと、八雲に3つの約束をさせられる。
- 八雲と二代目与太郎の落語を徹底的にしこむから覚えること、そうすれば、自分の落語も見えてくるだろう。
- 亡き友、二代目助六とかわした二人成し遂げる約束が一人になって叶わなくなってから心にぽっかりと穴が空いているので、それを埋めること
- じぶんよりも先に死なないこと。これは、小夏も約束。
そうして、もがき苦しみながら、自分の落語をみつけていく与太郎。自分のことばかりではなく、小夏や八雲のために、自分ができること、自分以外の人への思いも背負って与太郎は成長していく。
落語家がどんな心持ちで芸に取り組んでいるのかも事細かに描写していることと、アニメでも、TVドラマでも、声優や俳優陣の落語のクオリティが高いので、落語家ファンにはたまらない作品。
登場人物（声＝アニメ、演＝TVドラマ）
- 与太郎（よたろう）声＝関智 /演＝竜星涼
刑務所上がりの行くところのない若者。後の三代目有楽亭助六 - 八雲 声=石田彰、小林沙苗（幼少時) /演=岡田将生、 大西利空（幼少時）
昭和最後の大名人・八代目有楽亭八雲（ゆうらくてい・やくも）、襲名前は菊比古（きくひこ） - 二代目 助六（すけろく） 声=山寺宏一、立川こはる（幼少時)/演=山崎育三郎、南出凌嘉（幼少時）
八雲の今は亡き友人。襲名前は、初太郎（はつたろう）。 - みよ吉（みよきち）声=林原めぐみ /演=大政絢
色っぽい芸者。 - 小夏（こなつ）声=小林ゆう /演=成海璃子 、庄野凛（幼少時）
二代目助六とみよ吉の子供 - 松田 声=牛山茂 /演=篠井英介
長年、七代目、八代目八雲の運転手兼お世話係
「昭和元禄落語心中」（漫画）【アマゾンのKindle版 商品説明より引用】
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎（よたろう）。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲（やくも）がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!? 昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!
引用元/昭和元禄落語心中（１） (ＩＴＡＮコミックス) Kindle版商品説明より
「昭和元禄落語心中」アニメ
「え、どうも。本日はいっぱいのおはこびだそうで、ありがたいことでもって、あつく御礼申し上げます。」とアニメの第一声に聞こえてきます。落語ファンにとって、これだけでもテンションが上がります。
U–NEXTで、「昭和元禄落語心中」のTVドラマもアニメも、31日間無料トライアルを利用してみることも可能です
アニメの落語とTVドラマの落語を聴き比べるのも楽しいです。
「昭和元禄落語心中」TVドラマ
TVドラマも負けてはいません。漫画、アニメと、キャラクターがしっかり確立していて、声だけではなく所作も落語家を求められて、演じ切っているのは見事としか言いようがありません。
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まとめ 【「昭和元禄落語心中」漫画・アニメ・TVドラマ】
原作である漫画が秀作であることは間違いありませんが、その後に続く、アニメ、TVドラマがすごかった。何が驚いたって、アニメなら声優たちの落語、TVドラマなら俳優たちの落語が上手いんです。
落語ファンなら、前座の落語を聞いたことがあるでしょう。一生懸命稽古して、何年も経って、ようやく聴きやすくなる落語なのに、役が名人だったり、才能がある人気の落語家だったりするのが、そんな風に聞こえるのです。
このアニメとドラマに出て落語を披露した声優と俳優さんたちを尊敬します。素晴らしかった。
何度観ても、良いアニメは良い！良いドラマは良いです！
