初代 桂春団治【連続テレビ小説「おちょやん」天海一平のモデル渋谷天外が戯曲化した落語家】

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初代 桂春団治とは【連続テレビ小説「おちょやん」天海一平のモデル渋谷天外が戯曲化した落語家】

独特のアクの強いダミ声で早口、時代にあった新しい新作を披露していた、擬音も多用、笑いをとって人気が上がっていった。

古くからの落語愛好家や評論家からは邪道扱いされることも多かったようだ。落語が廃れて漫才の人気が上がっていたこの頃、オノマトペを多用して大笑いさせる春団治の話術は、後の落語家たちにも影響を与えた。

父親が皮の細工をする生業をしている出で、大阪の皮多と呼ばれる被差別部落民で、座談会では、本人が語っていた。

師匠七代目文治の引退興行で、文治ではなく弟弟子米丸を褒めてばかりいる四代目柳家圓蔵ともめたのをきっかけに、妻の多角の資産を使い難波落語から独立を図る。しかし、商売上手ではなく多額の借金を残すのみ、借金の肩代わりしてもらい吉本興行入りをする。

私生活のエピソードは、真実とそうではないことが混じっていようだ。本人のホラ、取り巻きの作り話、芝居の誇張はあっても、破天荒で魅力的な人物であったことに間違いはないようだ。

吉本が禁止していたらラジオでの落語の無断披露。差し押さえの際、口も差し押さえろと口に差し押さえのシールを貼っての新聞記事。下ネタで隣検席の警官に連行されることも良い宣伝だと改めることもなかったようだ。

字も数字も生涯読めなかった。

胃がんで闘病後亡くなっている。

藤山寛美の「浮世噺 桂春団治」のあらすじから見る【連続テレビ小説「おちょやん」天海一平のモデル 渋谷天外の戯曲】

舞台や映画の大元は、長谷川 幸延(はせがわ こうえん)の書いた小説だ。

朝の連続ドラマ小説「おちょやん」に出ていた天海一平のモデルになっている渋谷天外の戯曲も小説を元に作られている。

渋谷天外が主演をつとめて、藤山寛美が丁稚役として出ていた。ここで、藤山寛美は天外とのやりとりで笑いを取り、才能が認められ、出世していった。

初めに渋谷天外が作ったのは、子供のいる奥さんを捨てて、金持ちの後家さんと一緒になるまでの短い話だったようだ。その後に、後日談として、春団治が死ぬまでを戯曲化した。

松竹新喜劇が藤山寛美に変わった後に、大幅に台本を書き換え、大人気だった藤山寛美の「浮世噺 桂春団治」になった。

2003年のお正月に藤山寛美 十三回忌追善公演「浮世噺 桂春団治」が放送された。この時の春團治役は中村勘九郎で、子供のいる女房役は娘の藤山直美だった。

桂春団治の一生を面白おかしく、そしてホロリと泣かせるお芝居だ。

戯曲のあらすじから見る桂春団治

人気者になった春団治、噺家のルールを破っては先輩芸人を怒らせる。飲み歩き、借金をして、春團治のお姉さんや周りの女性が尻拭い。女遊びも芸のうちと、芸の肥やしになると反省もしない。

一緒に住んでいる女性がいても、姉だと偽って世間知らずの箱入り娘に子供をこしらえる。子供がいない方が身を引いて、父親になる。

身重の娘の親が訪ねてきて生まれてくる赤ちゃん用の荷物をおいていく。奥さんがいたことも、娘のせいでその人を追い出してしまったことを噂できいた。娘と孫も幸せになってほしいが、春団治さんの芸は素晴らしいことも認めている。

後家ごろしと掛け声がかけられるほど、自宅に帰らず、後家の家に入り浸っていることは周知の事実になっている。レコード会社や様々な人とのトラブルでの新聞記事。人が良く先輩芸人にお金を回すこともあったようだ。火の車と称して赤い俥に乗っている。

生まれたばかりの赤ちゃんにもしばらく会っていない。妾を大事にしている態度に、子供連れて奥さんは出て行く。

真打に相応しい古典をやらないことに不満を持つ評論家たちが酷評をする。春団治は新しいものもやりたい。レコード会社の契約違反で違約金。差し押さえ。春団治は芸のために、命削ってギリギリで生きている。芸人の苦労をしている人。だけど、人間の情がわからないから芸が限界で人気が下がったのではないか。

多額の謝金で詐欺で訴えられそうになった時、芸をおわらせないために、芸人 春団治名を汚さないために、別れた女性たちは頭をさげて、お金を工面する。

春団治胃癌。手術で血がたりない、娘の春子ちゃんに協力してもらえない現在の妻である女性が頼みに来る。

旅立つ春団治。

まとめー初代 桂春団治【連続テレビ小説「おちょやん」天海一平のモデル渋谷天外が戯曲化した落語家】

初代 桂春団治は、既存の概念に囚われず、自由な発想で権力を恐れず行動した人です。上下関係の厳しい当時の落語界では、理不尽なことがあったのかもしれません。しかし、後輩を妬んで闇討ちしようとして間違って師匠を襲撃してしまったりと、正しいと思う行動をしていたわけではなく、自分の本能の命ずるままに生きていたという印象です。

その芸人そしての生き様は、接する人だけではなく、その後の芸人の生き方として多くの人に影響を与えたようです。いい意味の方だけでなく…

私生活の逸話は、どこまで本当なのかはわかりません。面白おかしくするために、本人のホラ、取り巻きの作り話、芝居の誇張があると言います。

新しいことをどんどん行なっていた春団治はレコードの録音もしているので、音声が残っています。

「えーかげにせー!」って思うことがあったら、春団治の音源を聴いて見るのもいいのではないでしょうか。

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