母が耳鳴りがひどいというので、耳鼻科に行くようにすすめていました。
病院に行くと、補聴器屋さんに家族と行くように言われたと連絡が来ました。
補聴器高いよって先生が言っていたって…
店に行ったら、高いの買わされそうでなんだか怖い…
まずは、相場を調べてみました。
補聴器の相場【大人女子、はじめての補聴器】
補聴器ってどのくらいで買えると思いますか?
私は、Apple社のイヤホンのAiriPodsだって、3万くらいで買えるのだから、需要が少ないから少しお高めで、安いのなら1万円で、5万円くらいで普通のが買えて、高級品は10万円超えで、最高級品の50万円するのもあるかも思っていました。
違いました。安いのは集音器でした。
補聴器と言われる自然に聞きたい音を聞こえるように補助してくれる医療機器は、もっと高価でした。
厚生労働省の告示をみると、補助される金額て補聴器の標準的な価格が推測できます。
一般的な価格の補助をしてくれる目安となる金額なので、標準的な補聴器もこれ以上の値段だと考えたほうがよさそうです。
(補聴器1個の金額です。両耳分の補助が出るかは、障害の程度によって異なってくるようです。)
耳あな式の既製品で片耳87,000円、両耳だと174,000円です。
- 高度難聴用ポケット型 41,600円
- 高度難聴用耳かけ型 43,900円
- 重度難聴用ポケット型 55,800円
- 重度難聴用耳かけ型 67,300円
- 耳あな型(レディメイド) 87,000円
- 耳あな型(オーダーメイド) 137,000円
- 骨導式ポケット型 70,100円
- 骨導式眼鏡型 120,000円
自分の難聴のレベルはどのくらい?
難聴のレベルは次の4つに分かれていて、自分がどのレベルにいるのかを知ることは、正しい補聴器を選ぶのに必要なことです。
耳鼻科で検査をして紹介状や検査の結果をもって補聴器屋さんに行くことになります。
検査結果を見るとわかります。
- 軽度難聴 25〜39dB
- 中等度難聴 40〜69dB
- 高度難聴 70〜89dB
- 重度難聴 90dB〜
補聴器をつける目的
どんな場面での聞こえが悪くて苦労しているのか、良くなりたいのはどんな場面かを考えてみます。
補聴器をつけたい目的です。
目的がはっきりしないと、補聴器が選べないといいます。
お友達とランチの時におしゃべりが聞こえなくて困っていて補聴器を買ったのに、家では聞こえるけれど、お友達と外でお茶をしたときに周りがうるさいと聞こえないという事態になることもあるからです。
比較的静かな家の中で対面する人の会話が聞き取れる補聴器と、外のザワザワしているところでも聞き取れる補聴器では性能が違うようです。(値段も違います)
どの程度まで聞こえたいか、予算も含めて考えなくてはなりません。
補聴器はなくちゃダメなの?なんとなく適当でも会話できてるよ
困っていないという母。
これが本当なら、まだ、なくても良いのかもしれません。
「私も聞こえないけど友達も聞こえないし、聞こえててもみんな自分の話がしたいから人の話聞いてないし、話噛み合わないなんて耳だけのせいじゃないのよ。年寄りなんてそんなものだけど、声出してりゃ楽しいからそれで良いのよ」
なんだか、名言に聞こえます。
しかし、耳鳴りが耳の聞こえが良くなることで改善すると耳鼻科医が考えているから補聴器をすすめられたのだと思います。
そして、車の音が聞こえなかったり、近づく自転車が聞こえなかったりして事故に遭うのは困ります。
母が立派な理由をいう時は、他に理由がある可能性があります。
高価で子供に買わせるのが申し訳ないとか、お洒落じゃないと思っている可能性もあります。
嫌がっている理由を気をつけて見守ってみたいと思います。
どうしてこんなに高いのか⁈
拡張機なら安いけど、ダメなの?
聞こえるくらい音量に音を大きく耳の中で鳴らしてくれるのが拡張機です。
バスや電車で見かける若者のイヤホンとそれほど変わりありません。
テレビの音量を上げると聞こえるように、少し音を大きくしてあげたら聞こえるという原理です。
少しボリュームをあげたら聞こえる人であれば助けになるかもしれません。
全ての音を大音量でずっと聴くことは、耳にとってあまり良いことではありません。
音を大きくしても聞こえにくいとか、頭痛や耳鳴りがするとか、仲間はずれみたいに感じるとか気持ちが塞ぐようなことがあれば、耳鼻科に行ってみたほうが良いのではないでしょうか。
補聴器
補聴器は、医療機器です。
ただ聞こえるくらい音量に音を大きく耳の中で鳴らしている訳ではなく、必要な音を選んで伝える役割を期待されています。
聞こえのトレーニング(リハビリ)をしたり、これ以上耳が悪くならないような配慮をしている高度な電子機器です。
そのような高度な性能を持ったものが、耳の穴くらいに小さくなるためには、技術が必要です。
だから、性能がより良いもの、より小さくで目立たないものが、高額にならざるを得ないのです。
安くて、ある程度性能が良くて、耐用年数の5年後にまた買ってあげられる金額の補聴器が知りたいです。
高すぎるとそうそう何回も買ってあげられないです。
良いものを買って終わりじゃない【調整を続けて馴染むまで3ヶ月】
耳は頑張って必要な音を脳に伝えようとしてきてくれていました。
補聴器をつけると、今まで聞こえなかった音がはっきり聞こえてくることになります。
今までの調節方法だと、周波数によってはうるさく聞こえる音があります。
慣らしていくと、不快だった音が気にならなくなり、必要な音を聞き取れるようになります。
そのような調整は、脳が疲れるので、初めは数時間から小さな音量で必要な音の選別を脳にしてから、快適な音量に慣らしていく期間が必要です。
この時に、補聴器屋さんに通わなければならないのか、インターネットで遠隔操作できるのかなど、補聴器によって違いがあります。
このように、慣れという、耳自身の調節と、補聴器を自分に合わせて調整する作業が必要になってきます。
それに、だいたい3ヶ月くらいかかるといいます。
まとめー大人女子、はじめての補聴器を買う。【その1 高くて驚く】
耳鳴りや聞こえが悪いことによっての認知症や高齢者のうつ病など、病気につながる場合もあります。
耳鳴りだけが困っているというので、耳鼻科に行って補聴器をすすめられて帰ってきました。
ざっとネットで調べただけでも、良い補聴器は片耳15万、両耳で30万円のものが多かったです。
これは、専門である補聴器屋さんでちゃんと話を聞かなくてはわかりません。
すぐに買わなくても良いんです。話だけでも聞きに行ってみようと思っています。
高額なものの方が性能も見かけも良いことがわかってきました。
お試しなんかして、聞こえがいい状態にして取り上げるなんてこともしたくありませんし、買わされたと思うのも嫌なので、しっかり予算を考えなくてはなりません。予算にで、より良いものを買ってあげるのが一番いいのでしょうね。
経済的負担は大きいですね。
今後、補助金のことも知べてみます。